何をしているの?
長野県の水環境保全のために、調査研究と普及啓発を行っています。
令和7年度からの研究内容については研究内容をご覧ください。
総務部
総務部のしごと
備品、試薬、消耗品等の購入、庁舎管理、庶務などの業務を行っています。
また、普及啓発、外部の研究機関の連携などを行っています。
主な事業
常設展示
県民の皆様に諏訪湖について正しく学んでいただくため、センター1階の常設展示スペースでさまざまな展示を行っています。
- 詳しくは常設展示をご覧ください。
施設公開
県民の皆様に調査研究活動への理解を深めていただくため、センターの施設公開を行っています。令和6年度は9月29日(日曜日)に、諏訪湖の日フォーラムに併せて実施しました。
水環境に関する学習会等への講師派遣
水環境に関する学習会等について、県民の皆様の御要望に応じて、センターの研究員を講師として派遣しています。(無料)
環境関連イベントへの出展
環境関連イベントで、啓発用資料の展示等を行っています。

諏訪湖研究連絡会
県内の水環境に係る研究について幅広く研究機関相互の連携を図る場として、諏訪湖研究連絡会を開催しています。
- 詳しくは諏訪湖研究連絡会をご覧ください。
調査研究部
調査研究部のしごと
長野県の水環境保全のため、水質と生態系について一体的に調査研究を行っています。
主な調査・研究
諏訪湖の底質に関する研究
湖の底質(湖底の堆積物)の性状は、その湖の水質に深く関わっています。この研究では底質が水質に与える影響を明らかにするため、底質に含まれるりん、窒素や、底質が酸素を消費する速度などを調査しています。
水質常時監視
県環境部の水大気環境課で策定した水質測定計画に基づき、毎月水質検査を行い、湖沼等の環境基準に適合しているか調べています。
令和6年度は、青木湖、中綱湖、木崎湖、諏訪湖(釜口水門含む)及び野尻湖の水質検査を実施しました。
- 水質測定計画は水大気環境課ホームページをご覧ください。

諏訪湖の溶存酸素量の連続測定
諏訪湖では、夏季を中心に底層の溶存酸素量(水に溶けている酸素の量)が低下し、貧酸素状態となります。貧酸素状態は水中の生物に悪影響を与えることがあるため、溶存酸素量の連続測定を行っています。
諏訪湖の植物プランクトン調査
諏訪湖における植物プランクトンの実態を把握するため、植物プランクトンの種類別の数を毎月調査しています。

諏訪湖の河川流量調査
諏訪湖の水質悪化の主要な原因となっている面源負荷(山林、市街地、農地等から河川・湖沼に流入してくる汚濁源)を把握するため、流入河川の流量調査を実施しています。
マイクロプラスチックの流出実態調査
県内の河川・湖沼におけるマイクロプラスチック流出の実態を把握するため、種類、数量の調査を行っています。
ヒシの刈取による影響調査
諏訪湖に大量繁茂するヒシ対策として、刈取船等による刈取が行われていますが、刈取による影響や効果を把握するため、刈取区と繁茂区において水質や生物相の比較調査を行っています。

環境DNAによる生物の分布調査
諏訪湖に生息する魚類等の種類や量を把握するため、水中に漂う生物由来のDNA(環境DNA)分析を用いた分布調査を行っています。
メガネサナエのモニタリング調査
諏訪湖に生息する希少なトンボであるメガネサナエの生息状況や環境による影響などを把握するため、羽化殻や成虫の調査を行っています。

野尻湖の水草調査
ソウギョによって消失した野尻湖の水草の回復状況を把握するため、水草の繁茂面積、種類等の調査を行っています。