お知らせ

2026年度の諏訪湖の動物プランクトン調査結果

研究活動

2026年5月12日

2025年4月から当センターで諏訪湖の動物プランクトンのモニタリングを実施しています。(2025年3月以前は水産試験場諏訪支場で実施)その結果をお知らせします。

2024年度の調査結果は「2024年度の諏訪湖の動物プランクトン調査結果がまとまりました」を、2025年度の調査結果は「2025年度の諏訪湖の動物プランクトン調査結果」ご覧ください。

月ごとの変化

ワムシ類

甲殻類

月ごとの優占種(ワムシ類)

採水年月日第1優占種第2優占種
2026年4月15日Keratella(カメノコウワムシ属)
Polyarthra(ハネウデワムシ属)

月ごとの優占種(ミジンコ類)

採水年月日第1優占種第2優占種
2026年4月15日Bosmina(ゾウミジンコ属)
Daphnia(ミジンコ属)

動物プランクトンの種類

ワムシ類

多くは体長0.1~0.5mm程の小さな動物。前端に輪盤があり、そこに生えている多数の繊毛の運動によって藻類などの餌を引き寄せる。普通後端は足になりその末端に趾(あしゆび)がある。硬い被甲をもつものとこれを欠くものがいる。※1

甲殻類

硬い殻で覆われた節足動物の仲間。かみ口式、2対の触角、2枝よりなる有節の附属脚、1対またはそれ以上の対よりなる排出器を有する。※2

カイアシ類

長さ0.5~2mm程の甲殻類。体はふつう棍棒状で、明瞭な体節に分かれる。基本的に東部、胸部、腹部の3つの部分からできていて、円筒状のロケットのような形をしている。※3、※4

ミジンコ類

多くは長さ0.3~2mm程の甲殻類。普通体はほぼ楕円形。頭部と胴部に分かれ、胴部の体節性は不明瞭で左右から背甲で覆われる。頭部には大きな複眼が1個あり、小さな単眼もある。左右に大きく伸びた手のような構造は第2触角であり、途中から二叉に分かれ、遊泳器官として用いる。※5

測定方法

諏訪湖湖心で水深5mまでの水を柱状に採水し、ミジンコ属及びカイアシ類(ノープリウス幼生を除く。)についてはNXX13(目合100μm、2026年度から)、それ以外についてはNXXX25(目合41μm)(2024年度まではNXX25(目合63μm))のプランクトンネットでろ過した。濃縮したサンプルを検鏡・計数し、湖水1L当たりの個体数を算出した。

引用文献

※1  中山剛・山口晴代(2018):オピストコンタ.プランクトンハンドブック 淡水編,中山剛・山 口晴代(編著):122.文一総合出版,東京.
※2 稲森悠平(1995):1.4微小後生動物.環境微生物図鑑,小島貞男・須藤隆一・千原光雄編:41.講談社,東京.
※3 中山剛・山口晴代(2018):オピストコンタ.プランクトンハンドブック 淡水編,中山剛・山口晴代(編著):131.文一総合出版,東京.
※4 滋賀県琵琶湖環境科学研究センター・一瀬論・若林徹哉(2008):②ケンミジンコのなかま.やさしい日本の淡水プランクトン改訂版,滋賀の理科教材研究委員会(編):125.合同出版,東京.
※5 中山剛・山口晴代(2018):オピストコンタ.プランクトンハンドブック 淡水編,中山剛・山口晴代(編著):129.文一総合出版,東京.

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